「脳卒中治療の空白地域をつくらない未来」を目指して。
クラウドPACSを地域連携に活用、円滑かつ効率的な医療連携を実現。

京都府下において、シミズ病院は脳疾患分野に専門性があります。一方、当院が医療連携を行っている三菱京都病院は心臓疾患分野の治療に専門性があり、患者さんの症状に応じてお互いに紹介し合いながら適切な治療に努めています。患者紹介について、以前は主に電話で症状を相談し、口頭の情報のみで搬送や受け入れを判断しており、受診するまで時間と手間がかかっていました。こうした状況を改善すべく、2023年より地域医療連携を目的として「クラウドPACS NOBORI」を導入し、連携の確実性や効率性を高めることに成功しました。
システムを通して患者さんの画像データを共有しながら、受け入れ側で対応可能か否かを搬送前に確認できるようになったことで、円滑かつ効率的な施設間連携につながっています。現在は系列病院の枠を飛び越え、当初の2病院から府内の合計5医院間で連携しており、更に地域連携を進めるべく多くの医療機関に働きかけています。
病院の機能や体制によって治療が限られてしまわないように、私たちが目指す「京都府全域において脳卒中治療の空白地域をつくらない未来」を実現するためには、地域連携による救急の効率化は欠かせません。PSP社のサービスを活用しながら施設連携を進め、地域のハブとしての役割を担っていきたいと考えています。そうした地域医療連携の輪が、あらゆる地域で広がることを期待しています。

Customer’s Voice

医療法人清仁会 シミズ病院
経営企画部 渉外課 係長
北園 高嶺 氏