大学病院としての臨床、研究、教育をサポートするシステム

東北医科薬科大学病院様
放射線科 診療科長    小山 周樹先生
放射線部 技師長    千葉 浩生
東北医科薬科大学病院(宮城県仙台市)は、2016年4月に東北薬科大学病院から名称変更され、医学部をもつ554床の大学病院として臨床、研究、教育を行っています。 37年ぶりの医学部の新設であり、東北地域に貢献する医師の育成に取り組んでいます。
放射線部(診療放射線技師29名)にてCT検査(1日約75件)、MRI検査(1日約50件)、核医学検査(1ヶ月約140件)などの撮影が行われ、放射線診断科(常勤医7名)にて読影が行われています。
導入の経緯

2013年にPSPのPACS「EV Insite net」、レポートシステム「EV Report」、症例ファイル管理システム「EV Palette」を導入いただきました。 当初は、放射線科内のPACSとしての導入であり、院内の画像参照には他社製のPACSが使用されていました。
2018年のシステム更新を機に、システムの管理面や運用効率の面から読影用と画像参照用の2つに分かれていたPACSをPSPのシステムに統合させていただきました。 同時に、PSPのRIS「ARIStation」、検像システム「EV Confirm」、ポータルシステム「Portal Space Ace(PSA)」を導入し、検査画像の管理環境がPSP製品に統一されました。
画像検査においては、病棟内でポータブル撮影をする際にもRIS情報の参照・登録が可能になるように、タブレット端末用RISの「ARIS Pad」を活用いただいています。 システム間の密な連携により、一体感を持った画像管理環境となっております。

導入の感想

放射線科 診療科長    小山 周樹 先生

2013年のPACS選定時、中立的なPACS専業ベンダーであることと、PSPユーザーの評価や実際に触れてみた実感からPSPを採用することに決めました。 PSPのビューアーは高度で画像診断に役立つ機能が豊富に搭載されています。 特に、ビューアー上で即座にMPR画像を作成できる機能、読影途中に他の業務が入ってしまってもビューアー画面を保存しておき、後からそのままの状態を呼び出して読影を再開できる機能は実臨床に大変役立っています。
また、医学生への講義に活用するためのティーチングファイルの作成にPSPの症例管理システムが活躍しています。 PACSと連携し授業で使いたい症例を容易に収集できます。保存した時のレイアウト・表示が瞬時に再現され、さらに連続的に閲覧できる点が大変気に入っています。

放射線部 技師長    千葉 浩生 様

2013年からPSPのPACSを使用してきた中で、ビューアーの操作性や使い勝手の良さを評価していたため、2018年にPSPへの1本化が決まりました。
また、問い合わせや要望への迅速な対応など、サポート体制が充実していたことも決め手になりました。 PSPのエンジニアは、要望にできる限り応えようと熱心に取り組んでくれますし、個々のユーザーの使い勝手のことを考えて設定を施してくれています。問い合わせもしやすく、非常にありがたく感じています。

< 2019年取材 >