NOBORIは病院・検診などで発生する、画像をはじめとした診療データを安全なデータセンターで預かる仕組みです。高度なセキュリティ、大規模災害に備えた東西2か所のデータセンターでの管理により、皆様のデータを安全に保管いたします。かかりつけの医療機関に、“NOBORI”ポスターの掲示があれば、院内で撮影された画像情報はこのNOBORIデータセンターにてお預かりしています。
それではNOBORIについて、皆様から頂いた質問に関してQA方式で回答していきます。
NOBORIはPSP株式会社が提供する、医療情報保存サービスの名称です。かかりつけの医療機関で撮影された画像などの医療情報を安全に預かり、必要な時に参照可能な仕組みを提供します。
国内の東と西の2拠点にある信頼あるデータセンターを利用しています。セキュリティの観点から、データセンターの所在地も機密情報となっています。また、両データセンターとも、情報セキュリティマネージメントの国際規格であるISMS(Information Security Management System)を取得しており、皆様からお預かりしたデータを犯罪や災害から守って管理していく体制を装備しています。
病院で撮影されたデータは、専用の”NOBORI-CUBE”というBOXにより、データの暗号化を行い、秘密分散法と呼ばれる1つのデータを意味のない複数のファイルに分割して送られます。また、データセンターの中での保管も、秘密分散法を使い専用の鍵がないと元に復元できない形式で保存されますので、部外者が万が一侵入した場合もデータの機密性は守られます。
データセンターで保存してある診療データに関しては、現在はセキュリティの観点からかかりつけの医療機関で専用の鍵で、もとに復元できるようになっています。
医療機関では、医師法や医療法により法定保存期間が定められており、その法律に基づいた保存管理を行っております。診察が終わっても、すぐにデータが廃棄されることはありません。
NOBORIは、大切な医療情報をクラウド環境に安全に保管・共有し、社会の集合知へと高め、医療機関・医療スタッフ、
生活者・患者に還元したいという思いが込められたサービスです。