2024.06.17展示会情報

第2回全国ユーザ会 開催レポート

PSP株式会社 第2回全国ユーザ会 2024年4月12日(金)
この度、日本放射線学会及びITEM開催期間中に横浜にて、全国のユーザ様に向け、新生PSP発足時の2022年以来の第2回ユーザ会を開催させて頂きました。WEB配信も通じオンライン参加者を含め、大変多くの方々にご参加頂きました。心より御礼申し上げます。

■ ユーザ会(一部):導入事例のご紹介

「白山石川医療企業におけるクラウドPACS・NOBORI PHRの事例紹介」

白山石川医療企業団 副企業長 公立松任石川中央病院 PETセンター長
横山 邦彦 先生

白山石川医療企業団 公立松任石川中央病院 横山先生からは、クラウドPACS・NOBORI PHRの導入事例をご紹介頂きました。同企業団における、クラウドPACSを導入検討時の懸念がどのように払しょくされたかという経緯をご紹介頂くと共に、合わせてご導入頂いておりますNOBORI PHRを通じて、処方箋の電子送信や患者様の薬局での待ち時間の削減が達成できたこと、患者様の利便性の観点から、白山地域だけでなく石川県広域へのPHRの早期浸透への期待までご紹介頂きました。

「徳洲会グループにおける画像診断支援AIと線量管理システムのご紹介」

医療法人徳洲会 放射線技師部会 部会長(現顧問)
服部 篤彦 様

医療法人徳洲会 服部様からは、徳洲会グループでの画像診断支援AIと線量管理システムの導入事例をご紹介頂きました。同グループでは、画像診断支援AIの導入を通じ、放射線診断医の補助ツールとして見落とし防止に有用であること、AIにより指摘した結節を拾い上げることで業務軽減に寄与できている他、放射線診断専門医不在のご施設においても、補助の役割やダブルチェックという点で、有効に活用できているとのコメントを頂きました。また、線量管理システムにおいては、施設ごとに検出したCTDI・DLPとDRLsと比較したグラフをグループ病院内で比較しディスカッションをすることで、日々線量管理の良質化に貢献できている点に言及頂きました。

その後、当社製品の今後の開発計画、新規取り扱い製品(AI・病理クラウドソリューション)に就いてもご紹介させて頂きました。

■ ユーザ会(一部):パートナー企業様よりご挨拶

当日は当社の戦略的パートナーの企業様にもご来賓頂き、ご挨拶を頂いています。

キヤノンメディカルシステムズ株式会社 副事業統括部長
高橋 徹 様

キヤノンメディカルシステムズ株式会社 高橋様からは、先日プレスリリースでも発表させて頂きました通り、PSPの「DICOMビューアーソフトウェア」、「クラウドPACS」、キヤノンメディカルシステムズ株式会社の「AI解析技術」「3D処理技術」等の製品について相互供給に就いてお話しいただきました。読影品質の向上や診断支援機能を始めとする医療DX推進を通じ、画像診断医の業務効率の向上に加え、より最適な読影支援環境に向けて支援して参ります。

メドメイン株式会社 最高プロダクト責任者
朝田 雄介 様

メドメイン株式会社 朝田様からは、病理の現場の業務の更なる効率化に向け、当社との業務連携による病理PACSのリリースおよび病理AIの提供に関してご紹介頂きました。高齢化や検査項目の拡大・高度化に伴い受検数の増加が見込まれる一方、病理分野のデジタル化、更に病理AIの活用は未だ発展途上です。今後、両者の強みを生かしたクラウド型病理プラットフォーム事業を拡大することで、持続可能な病理分野における検査診断現場作りに寄与できればと思います。

■ 情報交換会(二部)

情報交換会では、ユーザ様同士の交流の場を設けさせて頂きました。

■ 終わりに

この度は、弊社開催のユーザ会にお越しくださり誠にありがとうございました。皆様から頂きました多くのご意見や励ましのお言葉を余すことなく、今後の製品開発、営業を含めた各種サービスに反映して参ります。当社製品に関するお問い合わせがございましたら、当社社員もしくはこちらのフォームからお問い合わせください。