2023.04.24プレスリリース

医療者が患者さんの治療に伴走する医療のカタチへ
聖マリアンナ医科大学病院がPHR機能を含む患者向け公式アプリを公開

聖マリアンナ医科大学病院(神奈川県川崎市、病院長:大坪 毅人、以下「聖マリアンナ医大病院」)は、PHR(パーソナルヘルスレコード)※アプリ「NOBORI」を開発するPSP株式会社(東京都港区、代表取締役:依田 佳久、八木 裕子、以下「PSP」)と連携し、大学病院公式の患者向けアプリ「マリアンナアプリ」を構築し2023年4月17日より一般公開いたしました。

■ マリアンナアプリについて

マリアンナアプリはPSPが開発するスマートフォンアプリ「NOBORI」をベースにして、
下記2つの機能を有するスマホアプリです。

1 患者さんがご自身の医療情報にアクセスできるPHR機能
病院内にある電子カルテネットワークと連携し、通院予定、通院履歴、血液検査等の検査結果、処方、CTやMRI、レントゲンの画像等、これまでは患者さんの手元になかった情報をスマホで確認することができるようになります。その医療情報は患者さんのご家族と共有することも可能です。また、一般的な健康アプリにあるような歩数や体重などの健康情報の自己管理も可能となります。
加えて、国が運営するマイナポータルが管理する医療情報と連携する機能を有しており、予防接種記録、調剤記録、医療費に関する情報なども一元的に管理することができます。
こうした医療情報・健康情報を共有することで、患者さんと医療者とのコミュニケーションを活発にし、医療者が患者さんの治療に伴走する医療を進め、医療の質向上をはかっていきたいと考えております。

今後は更に、医師が記載する画像レポートについても共有する機能を付加し、画像に対する医師のコメントも参照可能にして、画像だけでは分からなかった医療者視点での情報も提供していく予定です。

2 病院により親しんでいただくための便利機能
マリアンナアプリには病院独自の外来診療待ち状況確認機能や駐車場の混雑状況の確認機能、後払い会計の案内など、通院をより便利にする機能も搭載しています。
また、聖マリアンナ医大病院により親しみを持っていただくための各種情報提供機能を提供しています。
今後も継続して提供情報の拡大、便利機能の拡張を進めていく予定です。

※ PHR(パーソナルヘルスレコード)とは、患者さん自身が自分の医療・健康情報を管理することができる仕組みです

■ 関係者のコメント

聖マリアンナ医科大学病院 病院長 大坪毅人
マリアンナアプリを当院の患者さんに使って頂き、医療情報を共有して、患者さんや家族と我々医療者達が共に「ひとつのチーム」として病気に立ち向かっていくことで、よりよい医療を提供していきたいと切に願っております。便利機能もお役に立つと思いますので、是非アプリを活用していただければと思います。

PSP株式会社 代表取締役 依田 佳久
「医療情報をみんなの手に。そして、未来へ。」をテーマにPHRの事業を進めています。聖マリアンナ医科大学病院の患者さんへの積極的な情報開示、患者さんと共に医療を組み立てようとする、今回の先進的な取り組みに参加できることは弊社としての喜びです。必ず地域の皆様、患者さんに喜んでいただけるサービスを組み立てていきたいとプロジェクトメンバは一丸となり決意を新たにしています。

■ 聖マリアンナ医科大学病院について

聖マリアンナ医科大学病院は神奈川県川崎市に立地する許可病床955床の特定機能病院です。川崎市北部医療圏唯一の救命救急センターを有し、地域の基幹病院としての役割を果たしています。昨年、聖マリアンナ医科大学は50周年を迎え、今年1月に大学病院の入院棟の新築移転を行い、2023年秋には外来棟のリニューアルオープンを控えています。より一層良い医療の実現に向けて挑戦を続けていきます。

■ PSP株式会社について

PSPは、医用画像管理システム(PACS)の開発、販売を主力事業としています。全国に約2,300施設の顧客を有し、稼働施設数ベースでは国内の22%超のシェアを有しています。今後、市場におけるPACSシェアの拡大のみならず、製品・サービスを統合・集約することにより、システム開発の効率化を推し進め、更にAI関連事業、一般利用者向けのPHRサービス、医療データ利活用事業等、新規サービスの展開を加速して参ります。

お問い合わせ先

聖マリアンナ医科大学
担当:デジタルヘルス共創センター マリアンナアプリ担当
Mail:smu-dhcc@marianna-u.ac.jp
TEL:044-977-8111(代表)

PSP株式会社
担当:新規事業開発部
Mail:new-biz-dev_div@psp.co.jp