名古屋記念病院

副院長・総合内科 草深裕光先生
放射線科部長 新畑昌滋先生
放射線部 山田明技師長

名古屋記念病院は、1985年「がんと免疫」をテーマに掲げ、民間のがんセンターを目指し開院。 地域に必要な急性期医療と第二次救急医療を行う基幹病院としての役割を果たすとともに、がんと免疫疾患についての専門的医療を提供しています。
副院長・総合内科 草深裕光先生、放射線科部長 新畑昌滋先生、放射線部 山田明技師長に、2012年1月からお使いのPSPのシステムについてご感想をいただきました。

EV Insite netの画像表示スピードの速さに大満足

(草深先生)PSPのEV Insite netは、放射線科医の強い要望により導入を決定しました。従来のPACSは、表示までに時間を要することが最大の問題でした。EV Insite netは、大量の画像を表示する場合でも「とにかく速い」、表示速度の点でストレスを感じることが全くありません。
今回、HOSPYグループ2病院、7診療所(新生会第一病院および金山クリニック、鳴海クリニック、十全クリニック、東海クリニック、東海知多クリニック、新生会附属診療所、平針記念クリニック)において、同じEV Insite netを使用していますが、他施設からの表示スピード面での不満の声はなくなり、グループ間での画像情報の共有を図ることができました。また、多彩な表示方法、個別設定だけでなく、診療科医にとっても、放射線科医にとっても、これでもかというくらい非常に多機能であり、画像診断レポートの作成も格段に効率化されました。結果として、開業医からの依頼検査を含め、ほとんどの画像診断レポートが当日中、しかも短時間で作成されています。検査をオーダする医師からも好評で、検査件数の増加につながっています。
PSPのシステムは、他社システムとの連携もスムーズです。画像診断レポートの有無にかかわらず、富士ゼロックス社のApeos PEMaster ProRecord MedicalにEV Insiteから撮影記録が送信されて、Matrix表示から、レポート参照や、EVInsiteを起動して該当する画像を呼び出す連携ができます。
またPSPの新製品である、iPadからDICOM画像を高速表示するアプリInsite Padを使用することで、患者や日付、種類など複数の検索条件を指定して、iPad上でDICOM画像を参照することができます。すなわち、iPadさえ 携帯すれば、無線ネットワークにアクセス可能な院内のほとんど全てのエリアにおいて、DICOM画像を参照することができ、ベッドサイドにおける患者様への説明、カンファレンスの際の手元での画像参照など、大いに活用しています。「いつでもどこでも画像参照できる」が実現されました。これは数年前には考えられな かった光景です。
今後も、さらに増大すると考えられる画像データを、EV Insiteを用いて有効利用、共有することで、診療の質向上につなげていきたいと考えています。

読影作業の効率が大幅にアップ!

(新畑先生)今回、名古屋記念病院では、電子カルテの導入を機にPACS、RIS、読影レポートシステムの更新をおこないました。
それ以前の放射線科の読影環境はいろいろと問題があり、作業効率の良いシステムではありませんでした。当院では、CT、MRI、RIの全ての画像を3名の放射線科医で読影をしており、日頃から読影環境には不満を抱いていました。
新しいPACSの導入にあたり、様々なメーカーにデモンストレーションをおこなってもらいましたが、有名メーカーのPACSやレポートシステムを見ると細かな点を除けば操作性、機能性には大差はないように思えました。こんなことはできるか、あんなことはできるかと、細かい点をチェックし、使いやすさを優先に考えていくと最も魅力的に感じたのがPSP社でした。こちらの細かな希望をメーカー担当者にお話しした際にも、最も柔軟な対応をしてくれました。
導入時に電子カルテが未成熟でしたので、RISやレポートシステムとの連携で、思いもよらない問題も生じましたが、PSP社はそういった場合にもこちらの要望に対して快く対応してくれ、納得がいく解決方法を導き出してくれました。
実際に稼働してみると、PACS、レポートシステムとも非常に使い勝手が良く、以前の読影環境とは雲泥の差でした。放射線科の検査だけでなく、超音波検査や内視鏡検査の画像も同じシステム上で管理することにしたため、ストレスなくそれらの検査を参照することができるようになりました。前回検査との比較読影はもちろんのこと、モダリティの異なる検査との比較も楽になりました。ショートカットキーも自分で好きなように作成することができますし、一つのキーで同じ断面の全ての画像を選択し大きさをそろえて同期できたり、読影途中のビューワ画面をその状態のまま保存できたりと様々な工夫がされています。
画像診断検査件数が年々増加している中、PSP社のシステムを導入して読影作業効率が大幅にアップしたために、画像診断管理加算2が算定できるようになり非常に喜んでいます。

迅速かつ、真摯に対処する姿勢に感謝

(山田技師長)今回導入したPSPのEV Insite netは名古屋記念病院をPACSの起点としてHOSPYグループ2病院、7診療所の画像を一元管理できるシステムになっています。
更新のきっかけは、名古屋記念病院の電子カルテ化になります。既存PACSが様々な課題を抱えていた為、思い切ってこのタイミングでPACS及びRISの変更もおこないました。勿論、「絶対に失敗は許されない」という強い危機感を持って、メーカーの選定作業をおこないました。選定にあたり強く意識した事は、システムの位置づけ・医師及び放射線技師の業務効率・医療の質の向上・患者サービスの向上・継続的な安定性・コストパフォーマンスなどであり、放射線科医師を中心とした診療科と我々放射線技師は、共通のポリシーを持って選定作業をおこないました。レポートシステムの機能及び、作業効率・画像表示速度及び機能・操作性・メンテナンス体制、そして価格において現場で納得するまで検討し、選定したシステムがPSPのEV Insite netとARIStaionでした。本当に自信を持って推薦できるシステムだと思っています。
PACSとRISが同一メーカーですので、操作性も連携も全く問題ありません。また、マスター管理も可能な限り現場に負担のかからない体制を構築していただけました。ただし、システムが稼働してはじめて解る問題点も幾つかありましたし、業務効率の視点、患者サービスの視点において、PSPの当初の仕様では困難な事もありました。それを運用で対応して現場が負担を追うのは一時的な対策にすぎません。PSPは我々の全ての要望に対して全力で対応し、そして必ず良い結果を出してくれました。全ての課題に対し、迅速かつ、真摯に対処する姿勢には本当に感謝しています。当然の様に無理難題も言いましたが、真摯に対応していただきました。装置メーカーと比較するのは少し乱暴かもしれませんが、「こんなことまで対応して頂けるのか」と逆に驚いているくらいです。さすがPACSメーカーだな、と本当に感心しています。
今やPACSは医療現場において無くてはならないシステムであるとともに、病院経営面においても重要な役割を担っています。放射線検査の現場を預かる責任者としては、システム障害への対処は重要なリスクマネジメントになります。まだ8ヵ月しかたっていませんので、大きな事は言えないかもしれませんが、本当に順調に稼働していますので、安心して使用する事ができます。全てのスタッフが小さなことでも遠慮なく要望を伝え、必ず回答をいただいています。「病院全体でシステムを構築している」という実感は、皆が抱いていると思います。今後も信頼関係の中で、システムの成長を目指し医療の質・患者サービスの向上に繋がるシステム作りに共に歩んでいければ幸いです。